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Ecclesiastes 4

:
Japanese - 1988
1 わたしは改めて、太陽の下に行われる虐げのすべてを見た。 見よ、虐げられる人の涙を。 彼らを慰める者はない。 見よ、虐げる者の手にある力を。 彼らを慰める者はない。
2 既に死んだ人を、幸いだと言おう。更に生きて行かなければならない人よりは幸いだ。
3 いや、その両者よりも幸福なのは、生まれて来なかった者だ。太陽の下に起こる悪い業を見ていないのだから。
4 人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。これまた空しく、風を追うようなことだ。
5 愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。
6 片手を満たして、憩いを得るのは 両手を満たして、なお労苦するよりも良い。 それは風を追うようなことだ。
7 わたしは改めて 太陽の下に空しいことがあるのを見た。
8 ひとりの男があった。友も息子も兄弟もない。 際限もなく労苦し、彼の目は富に飽くことがない。 「自分の魂に快いものを欠いてまで 誰のために労苦するのか」と思いもしない。 これまた空しく、不幸なことだ。
9 ひとりよりもふたりが良い。 共に労苦すれば、その報いは良い。
10 倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。 倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。
11 更に、ふたりで寝れば暖かいが ひとりでどうして暖まれようか。
12 ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。 三つよりの糸は切れにくい。
13 貧しくても利口な少年の方が 老いて愚かになり 忠告を入れなくなった王よりも良い。
14 捕われの身分に生まれても王となる者があり 王家に生まれながら、卑しくなる者がある。
15 太陽の下、命あるもの皆が 代わって立ったこの少年に味方するのを わたしは見た。
16 民は限りなく続く。 先立つ代にも、また後に来る代にも この少年について喜び祝う者はない。 これまた空しく、風を追うようなことだ。
17 神殿に通う足を慎むがよい。 悪いことをしても自覚しないような愚か者は 供え物をするよりも、聞き従う方がよい。