Bible

Create

Inspiring Presentations Without Hassle

Try Risen Media.io Today!

Click Here

Job 29

:
Japanese - 1988
1 ヨブは言葉をついで主張した。
2 どうか、過ぎた年月を返してくれ 神に守られていたあの日々を。
3 あのころ、神はわたしの頭上に 灯を輝かせ その光に導かれて わたしは暗黒の中を歩いた。
4 神との親しい交わりがわたしの家にあり わたしは繁栄の日々を送っていた。
5 あのころ、全能者はわたしと共におられ わたしの子らはわたしの周りにいた。
6 乳脂はそれで足を洗えるほど豊かで わたしのためには オリーブ油が岩からすら流れ出た。
7 わたしが町の門に出て 広場で座に着こうとすると
8 若者らはわたしを見て静まり 老人らも立ち上がって敬意を表した。
9 おもだった人々も話すのをやめ 口に手を当てた。
10 指導者らも声をひそめ 舌を上顎に付けた。
11 わたしのことを聞いた耳は皆、祝福し わたしを見た目は皆、賞賛してくれた。
12 わたしが身寄りのない子らを助け 助けを求める貧しい人々を守ったからだ。
13 死にゆく人さえわたしを祝福し やもめの心をもわたしは生き返らせた。
14 わたしは正義を衣としてまとい 公平はわたしの上着、また冠となった。
15 わたしは見えない人の目となり 歩けない人の足となった。
16 貧しい人々の父となり わたしにかかわりのない訴訟にも尽力した。
17 不正を行う者の牙を砕き その歯にかかった人々を奪い返した。
18 わたしはこう思っていた 「わたしは家族に囲まれて死ぬ。 人生の日数は海辺の砂のように多いことだろう。
19 わたしは水際に根を張る木 枝には夜露を宿すだろう。
20 わたしの誉れは常に新しく わたしの弓はわたしの手にあって若返る。」
21 人々は黙して待ち望み わたしの勧めに耳を傾けた。
22 わたしが語れば言い返す者はなく わたしの言葉は彼らを潤した。
23 雨を待つように 春の雨に向かって口を開くように 彼らはわたしを待ち望んだ。
24 彼らが確信を失っているとき わたしは彼らに笑顔を向けた。 彼らはわたしの顔の光を 曇らせることはしなかった。
25 わたしは嘆く人を慰め 彼らのために道を示してやり 首長の座を占め 軍勢の中の王のような人物であった。