Job 191988

1ヨブは答えた。

2どこまであなたたちはわたしの魂を苦しめ 言葉をもってわたしを打ち砕くのか。

3侮辱はもうこれで十分だ。 わたしを虐げて恥ずかしくないのか。

4わたしが過ちを犯したのが事実だとしても その過ちはわたし個人にとどまるのみだ。

5ところが、あなたたちは わたしの受けている辱めを誇張して 論難しようとする。

6それならば、知れ。 神がわたしに非道なふるまいをし わたしの周囲に砦を巡らしていることを。

7だから、不法だと叫んでも答えはなく 救いを求めても、裁いてもらえないのだ。

8神はわたしの道をふさいで通らせず 行く手に暗黒を置かれた。

9わたしの名誉を奪い 頭から冠を取り去られた。

10四方から攻められてわたしは消え去る。 木であるかのように 希望は根こそぎにされてしまった。

11神はわたしに向かって怒りを燃やし わたしを敵とされる。

12その軍勢は結集し 襲おうとして道を開き わたしの天幕を囲んで陣を敷いた。

13神は兄弟をわたしから遠ざけ 知人を引き離した。

14親族もわたしを見捨て 友だちもわたしを忘れた。

15わたしの家に身を寄せている男や女すら わたしをよそ者と見なし、敵視する。

16僕を呼んでも答えず わたしが彼に憐れみを乞わなければならない。

17息は妻に嫌われ 子供にも憎まれる。

18幼子もわたしを拒み わたしが立ち上がると背を向ける。

19親友のすべてに忌み嫌われ 愛していた人々にも背かれてしまった。

20骨は皮膚と肉とにすがりつき 皮膚と歯ばかりになって わたしは生き延びている。

21憐れんでくれ、わたしを憐れんでくれ 神の手がわたしに触れたのだ。 あなたたちはわたしの友ではないか。

22なぜ、あなたたちまで神と一緒になって わたしを追い詰めるのか。 肉を打つだけでは足りないのか。

23どうか わたしの言葉が書き留められるように 碑文として刻まれるように。

24たがねで岩に刻まれ、鉛で黒々と記され いつまでも残るように。

25わたしは知っている わたしを贖う方は生きておられ ついには塵の上に立たれるであろう。

26この皮膚が損なわれようとも この身をもって わたしは神を仰ぎ見るであろう。

27このわたしが仰ぎ見る ほかならぬこの目で見る。 腹の底から焦がれ、はらわたは絶え入る。

28「我々が彼を追い詰めたりするだろうか」と あなたたちは言う。 この有様の根源がわたし自身にあると あなたたちは言う。

29あなたたちこそ、剣を危惧せよ。 剣による罰は厳しい。 裁きのあることを知るがよい。

© Executive Committee of the Common Bible Translation 共同訳聖書実行委員会 1987,1988 © Japan Bible Society 日本聖書協会 1987, 1988

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